サカマキのあれこれ

日々の日記やら振り返りを書きなぐっていきます。主に部活(陸上、十種競技)、学修、ゲームやアニメのことなんかを書く予定。

B2の履修まとめ ~2Q~

皆さんこんにちは、2年の振り返り2Q編です。1Qはこちらからご覧下さい。

2Qの時間割は下の画像のような感じ。赤が必修絡みで黄色が200番台選択科目。2Qは個人的に重い科目が多かった。具体的には、有機実験がレポート重めな上授業時間引っ張る、電気学で毎回演習課題がでる、反応動力学の板書と爆速スライド(資料配布無し)、強者揃いだった。部活とバイトをそこまでやっていなかったのでなんとか持ったが、もし部活をしっかり詰めていたり登校要求があったりしたら確実に潰れていたクォーター。実験あるクォーターで15単位超えてるような人はどういう生活してるんですかね()。取得単位は専門10単位、文系教養2単位、語学2単位の14単位。大学のサイトで時間割が公開されているので(ここから)、対面かどうかや授業時間のチェックはそちらからでも。

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2Q時間割

専門科目

材料科学実験第一 【必修】2単位

材料科学実験は全てZoom上で実施された。来年は対面らしいので、授業形態に関してはあまり参考にならないかもしれないが, 内容はほぼ変わらないはず。

材料科学実験は全員同じ科目を履修登録して、出席番号順に金属有機無機が分けられる。(詳しい説明は材料系のオリエンテーションとかで聞けるはず) 第一は有機に割り振られたが、なかなか重い授業だった。教授陣がオンラインに慣れていなかったこともあったかもしれないが、何かとブレイクアウトセッションを使ったり、7-8限の終わりまで授業を引っ張ったりしていた印象がある。対面になってもこのパワハラ気味なところは変わらないかもしれない。扱う内容も、燃料電池や材料の光学的性質のような先端的なものが多い。分光学なんも分からん状態なのにリタデーションをやったりする。もちろん、ガラス転移点の測定や有機合成の基礎的な内容も扱ったりしてた(寧ろそういう基礎的な内容にフォーカスするべきだと思った。)まあ東工大生も逆張りばっかやし多少はね? 

レポートは燃料電池、光学物性、有機合成で一つずつ。燃料電池は小課題のようなものも出た。教材は東工大材料系が出している独自のもので、金属無機有機、三分野の内容がまとめて入ってるもの。稀にだが年によって実験内容変わったりすることもあるらしく、購入は必須なはず。

電気学 【選択】2単位

電磁気学を扱っていく授業だが、一年次でやった電磁気の内容をざっくりやっていく感じで、教授ごとにばらつきがある一年電磁気の足並みをそろえていく感じに思えた。目新しいことはインピーダンスとアドミッタンス、電束と電場くらい?スカラーとベクトルを等式でつないだりかなり大雑把なことやったりするが、材料系はこれくらい知ってれば十分みたいな線引きがわかるかも。adcなら負の点とんでくる。点数はZoomということもあり毎回演習課題を提出してそれからつける感じ。期末はなかった。金属の変形は(ry 教材はスライドで、配布してくれる。

1Qと2Qで材料の熱的、機械的、電気的性質をざっくりやってもらえたが、こういう授業を分光学や磁気に関してもやって欲しいと思う。実験の解析(NMRやFT-IR、XRD)で分光学めちゃくちゃ出てくるし、後期の授業で光学的性質散々出てくるしで、光学に関して勉強しておけばよかったと後悔している。自分で勉強しろといったらそこまでだし、文句言うなら自分でやれって話ですが、材料の磁気的光学的性質って授業とかどうすか?(笑)

反応動力学(C)【選択】 2単位

問題の科目。「書いた方が理解が深まる」という理由で授業資料配布無しの科目。前半は高速&読みにくい板書、後半は爆速スライドをモニターとにらめっこしながらノートを書き写しまくる授業だった。スクショが撮りにくいのも拍車をかけていく。板書がやばいのは例年のことらしいのでお覚悟を。

内容は速度論で、熱力学で平衡状態を扱ったのに対して、ここでは平衡状態に至るまでの過程を追っていく。具体的には拡散方程式とか熱方程式とか言われるやつとか、反応機構が反応速度にどう影響するかとか。(C)と付いているのは無機と有機に向けた内容であるため。金属は別に(M)という授業がある。

評価は前後半でそれぞれZoom上での試験をやったのと、中課題が各々1,2個あったためそれで。教材はアトキンス物理化学【下】。前半は教科書をなぞっていく感じだったが、後半はかいつまんでやって行ったのでノートはしっかり取っておくべき。

セラミックス概論 【選択】2単位

金属、有機、無機の研究室でやっていることをざっくり紹介してくれる授業、私は無機を選択。複数のフォーカスの概論を履修できないので注意。物質理工学概論の材料系バージョン。教授ごとにオムニバス形式で授業が進んでいく。評価は授業ごとに出される小課題で行われた。

有機化学(構造-Ⅱ)【選択】1単位

1Qの構造-Ⅰの続き。相変わらず教授が優しかった。成績は課題と期末レポート、今回は合否ではなく点数で評価で、課題も授業2,3回に1回ぐらいになった。電気学で毎週ボコられていた分癒し科目になってた。マクマリー有機化学(上)使用

工業数学第一b【選択】1単位

1Qに引き続き複素解析をやっていく授業。講義はスライドで行われ、資料の配布もある。コーシーの積分定理まわりをやっていく感じで、授業自体は面白いと思う。ただ、評価が期末レポート一発勝負で結構辛めの採点だと思われるので注意。私は75点でした(2敗目)

語学・教養科目

宗教学B 2単位

200番台文系の2つ目、2年は分野関係なく4単位とれば文系はOK。この授業はZoomで毎回教授の話を聞いたり、ビデオのような資料を見たりして、内容をパワポにまとめたりブレイクアウトセッションで学生同士話し合ったりした。面倒に感じるかもしれないが、教授の話が面白く課題も軽めで、話し合いもやりやすい環境を整えてくれていたと思う。個人的にはそこまで苦には感じなかった。課題を出していれば点も結構来る。聞いた話だと、宗教学Aのほうが話が面白かったらしい。すごいな。教授自身新興宗教にかかわったことがあったり、宗教関連のイベントに参加したりしているらしく、そのせいかめちゃくちゃ口上がうまい。

英語第六 1単位

第五と変わらず指定された課題をSlackにあげるだけ。こんなんで英語の単位もらえていいんか?って感じ。だから東工大生の英語力が落ちてくんじゃないですかね。

中国語初級2

私のクラスの教員は結構緩めの方だったらしく、授業出て暗唱テストしたら終わりだった。授業中はZoomの顔出しが必須だったが、バ美肉している猛者もいた。

まとめ

ここまで前期の授業を見てきたわけだが、個人的に文系教養は前期の方が面白そうなのがそろっていた気がする。精神衛生的にも文系は前期でとり切ってしまうのが吉。それと、300番台の電気化学とかはとっても良かったかもしれない。分光学とか結晶化学は先輩の話聞く限り結構しんどそうな印象だった。逆に、工業数学はとらなくてもよかったかなと思ったり。結局夏休みに東大出版の複素解析自分で買ってやって、それで十分な気がした。語学は相変わらず教授ガチャが酷い気がしてる。

全体として、前期で30単位とりに行ったが、正直部活あったら死んでたと思う。実験が重いのをはじめ、200番台ということもありちょくちょく重い科目が混じっているので履修は情報収集しながら計画的に。時折クオーターの後半(=履修取り消しできなくなったタイミング)から教授が変わって地雷科目に化ける科目があったりするので慎重に検討した方がいいかも。

最後まで読んで頂きありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。良ければ後期の分もおつきあいください。